-------------●ここは鋼の錬金術師「ロイ×エドSSリレー企画」の二次創作サイトです♪●-------------※全ての画像・テキストの無断掲載持ち帰りはしないでください・初めての方は「about」をお読みください※since07/10/25

◆ about (1) ◆ 拍手について(1) ◆ お題(長編)・その①「カワウソロイの恩返し」完結(17) ◆ お題その②「コールドレイン」完結(29) ◆ 鉛筆ロイと消しゴムエド(完結)(3) ◆ 黒ねこロイと金の子猫(12) ◆ 叔父(教師)ロイと甥っ子受験生エド(非公開)(0) ◆ 短編・シリアス(1) ◆ 短編・パラレル(1) ◆ gallery(9) ◆ 拍手お返事部屋(21) ◆ カステラ通信(40) ◆ 雑記(6)
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どんな手を使って潜り込んできたのかは知らないが、その行動力にも称賛を贈りたいところだなぁ、とファルザーノの瞳は面白い獲物を見つけた時のように輝きを増していた。可愛らしいだけではなく、度胸も容姿も噂通りに天下一品だ。私の褥に招待するのにふさわしい……。ファルザーノの口元が緩む。その気配を察したのかファルザーノの護衛官たちは主の視線の先を追った。
柱の陰に潜むようにして。佇んでいたのはピンクのドレスを着た金の髪の少女。本日のパーティの招待客リストにはないその少女の姿に、護衛官たちは背広の内から銃を取り出した。
「ファーザー・ファルザーノ。……排除、いたしますか?」
気配を硬質のものに変えた部下たちをファルザーノはにこやかにほほ笑みながら制した。
「先走るな。……実に可愛らしいだろう?あれは排除するのではなく愛でるもの、だ」
わるくない。ああ、悪くないな、と一人悦に入ったように頷いているファルザーノだった。ひとしきりくすくすと笑った後ようやくファルザーノは護衛の部下へと指示を出した。
「あの【少女】を私のプライベート・ルームへと案内しておくように」
丁重にな、付け加えたファルザーノに無言で頷いた部下たちはすっと足音も立てずに、尚且つ気配も消してエドワードの背後の方へと回りこんだ。
エドワードは、招待客達に正体がばれないようにと柱の陰に潜んでこれからの作戦について頭を巡らせていた。
パーティには無事潜り込めた。これからが勝負。何が何でもコルネオ家の黒い尻尾の一端でも掴んで帰ること。それがロイを守ることにもなるし、見合いを潰すことにもなるのだ。
幸い今回開催されているパーティは盛大なものだが、ロイとそしてフィオレッナ・コルネオの見合いというのはメインではない。定期的に開催されているコルネオ家主催の単なるパーティ。その陰では様々な催しが繰り広げられているとも言われているが証拠など何一つつかんだことはない。まあ、たくさんの人間が集まり、談笑し……それぞれに楽しみを見つける。ダンスをするもよいだろう、カジノなどの遊びに興ずるも良し。上の部屋を取り、快楽に耽ることさえ可能だ。その会場に招待されたロイ・マスタングが運命的にフィオレッナと出会い、そして恋に落ち。二人はめでたく結ばれた、というのがファルザーノの筋書きだ。けれどその裏では様々な思惑が入り乱れていた。筋書き通りに二人が結婚し、そして東方司令部を裏から操る。まあそれが最も楽な道すじ、仮に例えるのならプランAというところだ。そしてそれでもファルザーノは構わなかった。けれど、そうやすやすとあのロイ・マスタングがコルネオ家の思う通りに動くとは考えにくい。とすればプランBに移行する。つまり、今回を契機に彼をこちらのサイドに引き寄せ、うまい具合に暗殺してしまうのだ。それをコルネオ家と懇意のとある武器商人やらテログループやが狙っているのはもちろん知っているしファルザーの自身も賛同の意を表明していた。だが、どちらに転んでも得をする道を取るのがファルザーノのやり口だ。娘が本気でロイを身内に取り込んでも良し、ロイが死んで東方を手にしても良し、なのである。どちらにしろ家はますますの繁栄を遂げるだろうし、ついでに目の前の【少女】も手に入れやすい。
ファルザーノは自身の今後の未来に乾杯と、胸の内で独りほくそえんだ。
一方、そんな思惑にも気がつかずにエドワードはこれからの作戦を練っていた。練っていたのだが……。「わあああ」とか「きゃあああ」だとかいう歓声に一瞬はっと気を取られ、思考は中断せざるを得なかった。
歓声とともに現れたのはいつもの軍服と異なりフォーマルスーツ姿のロイであった。そして手にはフィオレッナへの手土産なのだろう、ロイは両腕に大輪の薔薇の花を抱えていた。
――大佐……。
自分へではない別の誰かへ贈る花を抱えたロイに、エドワードの胸はずきりと痛んだ。
覚悟、はしていた。だけどまだロイからは何も言われていない。だけどやっぱりロイは自分と別れるつもりなのだ。それは愛情が冷めたという理由からではないにせよ、ロイ自身の目的をその手に掴むためとは云えども。
エドワードの耳に昨日の雨の音の幻聴が聞こえてきたようだった。身体も、冷たく冷えた重みすら感じてしまう。
エドワードは思わずうつむいて、ぎゅっとドレスを握り締めた。
そのエドワードの右腕を、後ろからいきなり誰かがつかみ上げた。エドワードが身をひるがえす暇もなく脇腹へ固い銃口が押し付けられて、もう片方の腕も別の男によってとらえられた。
――しまった……!
気がついた時には遅かった。
「……お嬢様、とお呼びするべきでしょうか?それとも『鋼の錬金術師』のほうがよろしいですか?」
押さえつけるような声を出したファルザーノの部下たちを、エドワードがギリリと睨みつける。銃口を押しつけてきている男の足を思い切り踏みつけて、会場の招待客達にばれないように錬金術でも使ってこの場を逃れてみようかと、考えた瞬間にもう一人の別の男が「危害を加えるつもりはない」と淡々と告げた。
「我らが主、ファーザー・ファルザーノがお呼びだ。……大人しくついてこい」
エドワードははっと顔をあげた。
これはピンチなのかチャンスなのか。それはまだわからない。だが……。
「いいぜ、行ってやる」
抵抗の意思などないことを言葉で表明して。言われた通りに大人しく従っていった。
ファルザーノの懐に潜り込んで、その内部から道を掴むのも一つの手なのかもしれない。そんな考えは単に今のロイの姿を見たくないからという逃げ、かも知れないことにエドワードは気がつかないふり、をした。
ロイはエドワードがこの場に居ることなども気がつかずに、営業用の甘いスマイルを浮かべて、フィオレッナへ薔薇を手渡した。
「本日はお招きにあずかりまして……。麗しの君に出会えて光栄です」
如才なく会話を切り出したつもりだった。が、フィオレッナ・コルネオは受け取った薔薇の香り「まあ、いい香りですこと」などとうっとりしたような表情を浮かべつつも、非常に硬質そして重低音の響きを伴うつぶやきを漏らした。
「仕組まれた、とわかっていてよくもまあこの場に来れたことですわね。その度胸は賞賛すべきなのかしら?」
何のことかわかりませんと目線だけでロイは応えた。
「女性への初めての贈り物としては花束は相場ですが……気に入ってもらえたのなら嬉しいですね」と口元だけで笑って見せた。
ロイの漆黒の瞳をフィオレッナはじっと睨みつけて。そしてふっと肩の力を抜いた。
「まあいいわ。及第点ね。あのね、私は腹芸を繰り広げるのも無能な娘のマネをするのも面倒なの。だから率直に言うわ、ロイ・マスタング。ウチのパパは貴方を殺しちゃえ☆っていう計画にも加担しているのですけれどね、私は私で思惑があるの。それに協力するつもりはあるのか、し……」
彼女が一旦言葉を切ったのは迷ったからではない。いかにもロイがフィオレッナとの会話を終えたら次に挨拶をさせてくださいとばかりに二人の周囲を取り囲んでいた招待客のうちの一人が、いきなりナイフを取り出し突きかかってきたからだ。
フィオレッナはロイの腕をぐいと引くと、もう片方の手で持っていたバラの花束を大きく振り上げるなり、そのナイフを掲げた男の身体を花束で力任せに打ちすえた。
「今、私たちお話し中なの。不作法でせっかちな男は嫌われましてよ?」
言葉は穏やかだがバシンバシンと打ちすえる度に花束を包んでいるラッピングが空を切るような唸りを上げる。その音と共に赤い薔薇の花弁は花吹雪となって宙に舞い、そして磨き上げられた床へと散っていく。使い物にならなくなった贈り物をぽいと捨て、トドメとばかりに男の腹を蹴りあげた。
男の手からカランと音を立ててナイフが床へと落とされて。そしてその男も床へとあっさりと転倒した。
「私と貴方のどちらを狙ったのかはわかりませんけど……せっかくいただいたお花を台無しにしてごめんなさいね?」
フィオレッナはまるで悪戯を咎められた少女のようにぺろりと舌を出した。が……。
今まさにした行動といえば、花束でナイフを持った男を打ちすえて、尚且つドレス姿で男を蹴とばし、更にノックダウンさせたということで。
さすがのロイもあっけにとられて目をぱちくりと瞬かせた。予想外の彼女の行動にとっさに取り繕うことができなかったのだ。
「あのね、マスタング大佐。お話したいことはたくさんあるんですけど、ドレス、破れてしまったから着替えてくるわね。……少しの間待っててくださる?」
首をかしげたその姿も、破れたドレスをつまみ上げるしぐさも愛らしい。だがさすがにコルネオ家の娘と称賛の声を上げるべきなのだろうか。他の招待客への配慮も忘れずみなへ向かって艶やかな笑みを浮かべる。そして、「その男、さっさとかたずけて」と部下たちに対して指示を出しながら会場を後にするフィオレッナにロイは少々感嘆のため息を吐いた。
一方、エドワードは。
ファルザーノのプライベートルームから下着姿で飛び出してきた。まあ何があったのかは予想の範囲だろうが、押し倒されて、危ういところを逃げて来た、という形だ。
だが、こんな姿になったとしてもこのまま逃げるわけにもいかない。どこかで着替えを調達して……と思い、適当な部屋へと潜り込んだ。それはちょうどよく衣装部屋だったらしい。服服服、数えきれない枚数のさまざまな色彩の服がすらりと並んでいたのだ。けれどどれもみな綺羅綺羅しいドレスなのだ。
「……オレにまたドレス着ろってことかよ……」
ドレスなんか着た揚句におっさんに押し倒されて、そこをなんとか蹴りあげて、必死になって逃げてきたというのに何の因果でまたドレス?
はあ、とため息をつきたくなるのも無理はない。だが、ため息なんかをついて気を抜いている場合ではなかったのだ。
「――どなたかしら。私の部屋に入り込むなんて」
開いた扉の隙間から殺気に満ちた声がエドワードを捕らえた。
振り向いてみればそこに立っていたのはいつどこから調達したのかライフルを抱えているフィオレッナで。
――マズイ、さっきはおっさんで今度は娘のほうかよ。
冷汗が、エドワードの背筋を流れた。が、驚愕などはみじんも感じさせないような堂々とした態度で、エドワードは両手を上げた。
「アンタのクソ親父に、乱暴されそうになったから逃げただけだ。……服、ひんむかれたから、このままじゃ逃げられねえだろ。なんか着る物と思ってただけだ。アンタへの他意はねえよ……」
少なくとも、ロイの見合い相手に、こんなみっともない姿で対峙はしたくはなかった。エドワードは吐き捨てるようにそう言うと、唇を噛みしめた。両手を上げたこの状況ではそうする以外にできることはなかったのだ。
「あらん?」
フィオレッナは先ほどとは180度異なる気の抜けた声を出す。自分の衣装部屋に誰かが隠れていたと思えばそれは自身に対する刺客ではなく、ちっさこいコドモで。警戒を解くようにフィオレッナはにこやかな笑みを浮かべてみた。
「あん、ごめんなさいね?私の許しもなく私の部屋に入っているものだから、刺客とか暗殺者とかそういう職業のヒトだと思っちゃったのよぉ」
ぽいっと手にしていたライフルを捨てて、フィオレッナはすたすたとエドワードに近寄っていった。
「んー。いかにもウチのパパが好きそうなキレイなお顔ねあなた。……ええと?服、だったかしら?どれがいい?」
いきなりフィオレッナに両頬を手で挟まれ、瞳までのぞき込まれたエドワードはあまりの話の早さと彼女の顔の近さに、さすがに「えっ」と硬直した。
「パパの手の早さには困ったものね。この私の、実の娘よりも小さな子にまで手を出そうとするんだから」
小さい。
小さい。
小さな子。
前後の状況も忘れ「だああああぁぁぁぁぁれがぁぁぁぁぁぁぁぁミジンコみたいに小さい子、だあああああああああっ!」と激昂した。
「あん、もう、騒がないでよ。騒いで困るのは貴方の方でしょ?」
フィオレッナは携帯用のアトマイザーを取り出すと、それをいきり立ったエドワードの顔面に、シュッと吹きつけた。
「え……」
甘い、臭いがして。エドワードは吹きつけられたものが香水なのだと認識した。 「いい香りでしょ?私いつもこーゆーの持ち歩いているのよ」
女性の身だしなみなのだろうか、と思ったのだけれども何故だかくらりと視界が回った。
「あ……」
どさりと、音を立てて。エドワードは絨毯の上に崩れ落ちる。身体にまったくと言っていいほど力が入らなかった。
「護身用よ。……仮にもコルネオ家の娘ですもの。いつも命の危険なんかにはさらされているの」
意識を失いかけながらもエドワードは必死になってフィオレッナを見上げようとした。が、瞳は重く、目を開けることさえすでに困難だった。
――マズイ、これ、香水なんかじゃねえ。催眠スプレーとかだ……。
だが、吹きつけられたスプレーの中身がなんであるかなどわかったところで。エドワードは自身の意識が急速に遠のくのを止めることなどできなかった。
「『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック。写真でみたとおり可愛いわぁ。それからとある単語に過剰反応するというところも報告書のとおりね」
浮かんでいる表情とは異なりフィオレッナの声音は淡々としてものだった。
「それからね、後でロイ・マスタングには言おうと思ったのだけれども……。私はこのコルネオの家を継ぐのよ。この私が、私の意志で、パパの後を継ぐの。無能な婿を貰う気もないし、やり手のパパの部下たちの誰かを婿にして、形だけの当主に収まる気もないの。パパがマスタング大佐を暗殺しようとするのなら、それを阻止すれば私の実力は他の組織にも知れるでしょうし、コルネオの家を継ぐだけの才があるとわかるでしょう。そうね逆でもいいの。皆を出し抜いて、私がマスタング大佐を暗殺しちゃっても良いわけだし。この子は……さて、どういうふうに使うのがいいのかしら……」
ああもう聞いてはいないわね。と崩れ落ちたエドワードの身体をじっと見つめて、フィオレッナは口元を緩めた。予期せぬエドワードの乱入はフィオレッナにとっては交渉のカードが一枚増えたに過ぎなかった。だが、このカードはなかなかの素晴らしい天からの贈り物なのかもしれないと、天使のような極上の笑みをエドワードに向けたのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すみません勝手に第五話書いちゃった、ノリヲです。またも長くなってごめんなさい
娘が書きたくて。(娘はメインじゃないというのになぁぁ)。
というか出張ってすみませんフィオ嬢ちゃん。
えーと、ひんむくあたりを割愛したのは…ここがカステラ部屋だから(笑)アダルト禁止~v
柱の陰に潜むようにして。佇んでいたのはピンクのドレスを着た金の髪の少女。本日のパーティの招待客リストにはないその少女の姿に、護衛官たちは背広の内から銃を取り出した。
「ファーザー・ファルザーノ。……排除、いたしますか?」
気配を硬質のものに変えた部下たちをファルザーノはにこやかにほほ笑みながら制した。
「先走るな。……実に可愛らしいだろう?あれは排除するのではなく愛でるもの、だ」
わるくない。ああ、悪くないな、と一人悦に入ったように頷いているファルザーノだった。ひとしきりくすくすと笑った後ようやくファルザーノは護衛の部下へと指示を出した。
「あの【少女】を私のプライベート・ルームへと案内しておくように」
丁重にな、付け加えたファルザーノに無言で頷いた部下たちはすっと足音も立てずに、尚且つ気配も消してエドワードの背後の方へと回りこんだ。
エドワードは、招待客達に正体がばれないようにと柱の陰に潜んでこれからの作戦について頭を巡らせていた。
パーティには無事潜り込めた。これからが勝負。何が何でもコルネオ家の黒い尻尾の一端でも掴んで帰ること。それがロイを守ることにもなるし、見合いを潰すことにもなるのだ。
幸い今回開催されているパーティは盛大なものだが、ロイとそしてフィオレッナ・コルネオの見合いというのはメインではない。定期的に開催されているコルネオ家主催の単なるパーティ。その陰では様々な催しが繰り広げられているとも言われているが証拠など何一つつかんだことはない。まあ、たくさんの人間が集まり、談笑し……それぞれに楽しみを見つける。ダンスをするもよいだろう、カジノなどの遊びに興ずるも良し。上の部屋を取り、快楽に耽ることさえ可能だ。その会場に招待されたロイ・マスタングが運命的にフィオレッナと出会い、そして恋に落ち。二人はめでたく結ばれた、というのがファルザーノの筋書きだ。けれどその裏では様々な思惑が入り乱れていた。筋書き通りに二人が結婚し、そして東方司令部を裏から操る。まあそれが最も楽な道すじ、仮に例えるのならプランAというところだ。そしてそれでもファルザーノは構わなかった。けれど、そうやすやすとあのロイ・マスタングがコルネオ家の思う通りに動くとは考えにくい。とすればプランBに移行する。つまり、今回を契機に彼をこちらのサイドに引き寄せ、うまい具合に暗殺してしまうのだ。それをコルネオ家と懇意のとある武器商人やらテログループやが狙っているのはもちろん知っているしファルザーの自身も賛同の意を表明していた。だが、どちらに転んでも得をする道を取るのがファルザーノのやり口だ。娘が本気でロイを身内に取り込んでも良し、ロイが死んで東方を手にしても良し、なのである。どちらにしろ家はますますの繁栄を遂げるだろうし、ついでに目の前の【少女】も手に入れやすい。
ファルザーノは自身の今後の未来に乾杯と、胸の内で独りほくそえんだ。
一方、そんな思惑にも気がつかずにエドワードはこれからの作戦を練っていた。練っていたのだが……。「わあああ」とか「きゃあああ」だとかいう歓声に一瞬はっと気を取られ、思考は中断せざるを得なかった。
歓声とともに現れたのはいつもの軍服と異なりフォーマルスーツ姿のロイであった。そして手にはフィオレッナへの手土産なのだろう、ロイは両腕に大輪の薔薇の花を抱えていた。
――大佐……。
自分へではない別の誰かへ贈る花を抱えたロイに、エドワードの胸はずきりと痛んだ。
覚悟、はしていた。だけどまだロイからは何も言われていない。だけどやっぱりロイは自分と別れるつもりなのだ。それは愛情が冷めたという理由からではないにせよ、ロイ自身の目的をその手に掴むためとは云えども。
エドワードの耳に昨日の雨の音の幻聴が聞こえてきたようだった。身体も、冷たく冷えた重みすら感じてしまう。
エドワードは思わずうつむいて、ぎゅっとドレスを握り締めた。
そのエドワードの右腕を、後ろからいきなり誰かがつかみ上げた。エドワードが身をひるがえす暇もなく脇腹へ固い銃口が押し付けられて、もう片方の腕も別の男によってとらえられた。
――しまった……!
気がついた時には遅かった。
「……お嬢様、とお呼びするべきでしょうか?それとも『鋼の錬金術師』のほうがよろしいですか?」
押さえつけるような声を出したファルザーノの部下たちを、エドワードがギリリと睨みつける。銃口を押しつけてきている男の足を思い切り踏みつけて、会場の招待客達にばれないように錬金術でも使ってこの場を逃れてみようかと、考えた瞬間にもう一人の別の男が「危害を加えるつもりはない」と淡々と告げた。
「我らが主、ファーザー・ファルザーノがお呼びだ。……大人しくついてこい」
エドワードははっと顔をあげた。
これはピンチなのかチャンスなのか。それはまだわからない。だが……。
「いいぜ、行ってやる」
抵抗の意思などないことを言葉で表明して。言われた通りに大人しく従っていった。
ファルザーノの懐に潜り込んで、その内部から道を掴むのも一つの手なのかもしれない。そんな考えは単に今のロイの姿を見たくないからという逃げ、かも知れないことにエドワードは気がつかないふり、をした。
ロイはエドワードがこの場に居ることなども気がつかずに、営業用の甘いスマイルを浮かべて、フィオレッナへ薔薇を手渡した。
「本日はお招きにあずかりまして……。麗しの君に出会えて光栄です」
如才なく会話を切り出したつもりだった。が、フィオレッナ・コルネオは受け取った薔薇の香り「まあ、いい香りですこと」などとうっとりしたような表情を浮かべつつも、非常に硬質そして重低音の響きを伴うつぶやきを漏らした。
「仕組まれた、とわかっていてよくもまあこの場に来れたことですわね。その度胸は賞賛すべきなのかしら?」
何のことかわかりませんと目線だけでロイは応えた。
「女性への初めての贈り物としては花束は相場ですが……気に入ってもらえたのなら嬉しいですね」と口元だけで笑って見せた。
ロイの漆黒の瞳をフィオレッナはじっと睨みつけて。そしてふっと肩の力を抜いた。
「まあいいわ。及第点ね。あのね、私は腹芸を繰り広げるのも無能な娘のマネをするのも面倒なの。だから率直に言うわ、ロイ・マスタング。ウチのパパは貴方を殺しちゃえ☆っていう計画にも加担しているのですけれどね、私は私で思惑があるの。それに協力するつもりはあるのか、し……」
彼女が一旦言葉を切ったのは迷ったからではない。いかにもロイがフィオレッナとの会話を終えたら次に挨拶をさせてくださいとばかりに二人の周囲を取り囲んでいた招待客のうちの一人が、いきなりナイフを取り出し突きかかってきたからだ。
フィオレッナはロイの腕をぐいと引くと、もう片方の手で持っていたバラの花束を大きく振り上げるなり、そのナイフを掲げた男の身体を花束で力任せに打ちすえた。
「今、私たちお話し中なの。不作法でせっかちな男は嫌われましてよ?」
言葉は穏やかだがバシンバシンと打ちすえる度に花束を包んでいるラッピングが空を切るような唸りを上げる。その音と共に赤い薔薇の花弁は花吹雪となって宙に舞い、そして磨き上げられた床へと散っていく。使い物にならなくなった贈り物をぽいと捨て、トドメとばかりに男の腹を蹴りあげた。
男の手からカランと音を立ててナイフが床へと落とされて。そしてその男も床へとあっさりと転倒した。
「私と貴方のどちらを狙ったのかはわかりませんけど……せっかくいただいたお花を台無しにしてごめんなさいね?」
フィオレッナはまるで悪戯を咎められた少女のようにぺろりと舌を出した。が……。
今まさにした行動といえば、花束でナイフを持った男を打ちすえて、尚且つドレス姿で男を蹴とばし、更にノックダウンさせたということで。
さすがのロイもあっけにとられて目をぱちくりと瞬かせた。予想外の彼女の行動にとっさに取り繕うことができなかったのだ。
「あのね、マスタング大佐。お話したいことはたくさんあるんですけど、ドレス、破れてしまったから着替えてくるわね。……少しの間待っててくださる?」
首をかしげたその姿も、破れたドレスをつまみ上げるしぐさも愛らしい。だがさすがにコルネオ家の娘と称賛の声を上げるべきなのだろうか。他の招待客への配慮も忘れずみなへ向かって艶やかな笑みを浮かべる。そして、「その男、さっさとかたずけて」と部下たちに対して指示を出しながら会場を後にするフィオレッナにロイは少々感嘆のため息を吐いた。
一方、エドワードは。
ファルザーノのプライベートルームから下着姿で飛び出してきた。まあ何があったのかは予想の範囲だろうが、押し倒されて、危ういところを逃げて来た、という形だ。
だが、こんな姿になったとしてもこのまま逃げるわけにもいかない。どこかで着替えを調達して……と思い、適当な部屋へと潜り込んだ。それはちょうどよく衣装部屋だったらしい。服服服、数えきれない枚数のさまざまな色彩の服がすらりと並んでいたのだ。けれどどれもみな綺羅綺羅しいドレスなのだ。
「……オレにまたドレス着ろってことかよ……」
ドレスなんか着た揚句におっさんに押し倒されて、そこをなんとか蹴りあげて、必死になって逃げてきたというのに何の因果でまたドレス?
はあ、とため息をつきたくなるのも無理はない。だが、ため息なんかをついて気を抜いている場合ではなかったのだ。
「――どなたかしら。私の部屋に入り込むなんて」
開いた扉の隙間から殺気に満ちた声がエドワードを捕らえた。
振り向いてみればそこに立っていたのはいつどこから調達したのかライフルを抱えているフィオレッナで。
――マズイ、さっきはおっさんで今度は娘のほうかよ。
冷汗が、エドワードの背筋を流れた。が、驚愕などはみじんも感じさせないような堂々とした態度で、エドワードは両手を上げた。
「アンタのクソ親父に、乱暴されそうになったから逃げただけだ。……服、ひんむかれたから、このままじゃ逃げられねえだろ。なんか着る物と思ってただけだ。アンタへの他意はねえよ……」
少なくとも、ロイの見合い相手に、こんなみっともない姿で対峙はしたくはなかった。エドワードは吐き捨てるようにそう言うと、唇を噛みしめた。両手を上げたこの状況ではそうする以外にできることはなかったのだ。
「あらん?」
フィオレッナは先ほどとは180度異なる気の抜けた声を出す。自分の衣装部屋に誰かが隠れていたと思えばそれは自身に対する刺客ではなく、ちっさこいコドモで。警戒を解くようにフィオレッナはにこやかな笑みを浮かべてみた。
「あん、ごめんなさいね?私の許しもなく私の部屋に入っているものだから、刺客とか暗殺者とかそういう職業のヒトだと思っちゃったのよぉ」
ぽいっと手にしていたライフルを捨てて、フィオレッナはすたすたとエドワードに近寄っていった。
「んー。いかにもウチのパパが好きそうなキレイなお顔ねあなた。……ええと?服、だったかしら?どれがいい?」
いきなりフィオレッナに両頬を手で挟まれ、瞳までのぞき込まれたエドワードはあまりの話の早さと彼女の顔の近さに、さすがに「えっ」と硬直した。
「パパの手の早さには困ったものね。この私の、実の娘よりも小さな子にまで手を出そうとするんだから」
小さい。
小さい。
小さな子。
前後の状況も忘れ「だああああぁぁぁぁぁれがぁぁぁぁぁぁぁぁミジンコみたいに小さい子、だあああああああああっ!」と激昂した。
「あん、もう、騒がないでよ。騒いで困るのは貴方の方でしょ?」
フィオレッナは携帯用のアトマイザーを取り出すと、それをいきり立ったエドワードの顔面に、シュッと吹きつけた。
「え……」
甘い、臭いがして。エドワードは吹きつけられたものが香水なのだと認識した。 「いい香りでしょ?私いつもこーゆーの持ち歩いているのよ」
女性の身だしなみなのだろうか、と思ったのだけれども何故だかくらりと視界が回った。
「あ……」
どさりと、音を立てて。エドワードは絨毯の上に崩れ落ちる。身体にまったくと言っていいほど力が入らなかった。
「護身用よ。……仮にもコルネオ家の娘ですもの。いつも命の危険なんかにはさらされているの」
意識を失いかけながらもエドワードは必死になってフィオレッナを見上げようとした。が、瞳は重く、目を開けることさえすでに困難だった。
――マズイ、これ、香水なんかじゃねえ。催眠スプレーとかだ……。
だが、吹きつけられたスプレーの中身がなんであるかなどわかったところで。エドワードは自身の意識が急速に遠のくのを止めることなどできなかった。
「『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック。写真でみたとおり可愛いわぁ。それからとある単語に過剰反応するというところも報告書のとおりね」
浮かんでいる表情とは異なりフィオレッナの声音は淡々としてものだった。
「それからね、後でロイ・マスタングには言おうと思ったのだけれども……。私はこのコルネオの家を継ぐのよ。この私が、私の意志で、パパの後を継ぐの。無能な婿を貰う気もないし、やり手のパパの部下たちの誰かを婿にして、形だけの当主に収まる気もないの。パパがマスタング大佐を暗殺しようとするのなら、それを阻止すれば私の実力は他の組織にも知れるでしょうし、コルネオの家を継ぐだけの才があるとわかるでしょう。そうね逆でもいいの。皆を出し抜いて、私がマスタング大佐を暗殺しちゃっても良いわけだし。この子は……さて、どういうふうに使うのがいいのかしら……」
ああもう聞いてはいないわね。と崩れ落ちたエドワードの身体をじっと見つめて、フィオレッナは口元を緩めた。予期せぬエドワードの乱入はフィオレッナにとっては交渉のカードが一枚増えたに過ぎなかった。だが、このカードはなかなかの素晴らしい天からの贈り物なのかもしれないと、天使のような極上の笑みをエドワードに向けたのだった。
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すみません勝手に第五話書いちゃった、ノリヲです。またも長くなってごめんなさい
娘が書きたくて。(娘はメインじゃないというのになぁぁ)。
というか出張ってすみませんフィオ嬢ちゃん。
えーと、ひんむくあたりを割愛したのは…ここがカステラ部屋だから(笑)アダルト禁止~v
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おぉー!
今回ほど、良い子のカステラ部屋に裏部屋がないのを後悔した事はありませんYO!
こっそり須田に教えてくださいませっ!!(こらこら)
父と娘!腹黒父に掴みどころのない娘!さとさんのお言葉を借りるのなら「濃ゆいです!」コルネオ親子!
ロイ・・・・太刀打ちできるのでしょうか(汗
こっそり須田に教えてくださいませっ!!(こらこら)
父と娘!腹黒父に掴みどころのない娘!さとさんのお言葉を借りるのなら「濃ゆいです!」コルネオ親子!
ロイ・・・・太刀打ちできるのでしょうか(汗
かっこいー!!!!
フィオレッナ嬢ステキぃーっっ!!!
マフィアのお嬢様なので、
「見た目はエレガントな可愛らしい令嬢だけど、とんでもない自分ルールで無邪気に行動する凶暴娘。」
のようなイメージを何となく持っていたのですが、予想以上にカッコイイですね~!
そりゃコルネオ家とアームストロング家が名家同士で懇意にしてて、北の女王様と彼女が親友…という裏設定もうなずけます。(はっ!こう書いてみると、ありうる話かも!!!)
↑
待て、裏設定・『爆裂編(笑)』は掲示板でやれ!
フィオレッナ嬢とエド、結構気が合いそうな気がするのは私だけでしょうか?
共通点「金髪・美人・凶暴」…。
意気投合されたらロイが益々太刀打ちできなくなっちゃうなぁ…
それにしても、エドが逃亡した後の、プライベートルームのパパの様子が気になります。(一体どんな状況…)
マフィアのお嬢様なので、
「見た目はエレガントな可愛らしい令嬢だけど、とんでもない自分ルールで無邪気に行動する凶暴娘。」
のようなイメージを何となく持っていたのですが、予想以上にカッコイイですね~!
そりゃコルネオ家とアームストロング家が名家同士で懇意にしてて、北の女王様と彼女が親友…という裏設定もうなずけます。(はっ!こう書いてみると、ありうる話かも!!!)
↑
待て、裏設定・『爆裂編(笑)』は掲示板でやれ!
フィオレッナ嬢とエド、結構気が合いそうな気がするのは私だけでしょうか?
共通点「金髪・美人・凶暴」…。
意気投合されたらロイが益々太刀打ちできなくなっちゃうなぁ…
それにしても、エドが逃亡した後の、プライベートルームのパパの様子が気になります。(一体どんな状況…)
おおおおおおっ。
凄いっ、もう次のお話しがあがってる!?
皆さま本当に仕事早いっ←遅い人・汗
そしてやっぱり、フィオレッナ嬢ーっっ。どこまでもついて行きますっ←や、なんか違っ。
凄いっ、ロイも腹黒いイメージだけど、この方の腹の奥底はもっと深くて黒そうです~っ。是非一度見て見たい。
そしてさすがきノリヲさん、引きは「ここ」ですよねーっ。エドさんの使い道・・・・是非私もその相談にまぜてくださいっ、おねーさまっ!!(だからやめなさいって)
皆さま本当に仕事早いっ←遅い人・汗
そしてやっぱり、フィオレッナ嬢ーっっ。どこまでもついて行きますっ←や、なんか違っ。
凄いっ、ロイも腹黒いイメージだけど、この方の腹の奥底はもっと深くて黒そうです~っ。是非一度見て見たい。
そしてさすがきノリヲさん、引きは「ここ」ですよねーっ。エドさんの使い道・・・・是非私もその相談にまぜてくださいっ、おねーさまっ!!(だからやめなさいって)
はーぃ、はい、はい、はいっっ
挙手させて頂いてもいいですかーっ(握りこぶしっ)
板のほうの皆さんの別バージョンのお話しみてたら、もう楽しくって♪色々と想像してたら、ふってきた!!!←何がっ!?
是非、書かせてくださーいっ。
板のほうの皆さんの別バージョンのお話しみてたら、もう楽しくって♪色々と想像してたら、ふってきた!!!←何がっ!?
是非、書かせてくださーいっ。
わおおおおおおv
フィオレッナ嬢…オットコマエ!!!!なんて素敵な…キャラなのでしょう…存在感がスゴイですねーvvv
そして、まいこさまに同感です…(笑)裏部屋…
エドたん、その危なっかしさが愛いぞ。。。(おっさんやがな…私…)
そして、まいこさまに同感です…(笑)裏部屋…
エドたん、その危なっかしさが愛いぞ。。。(おっさんやがな…私…)
無題
フィオレッナ嬢、こんな感じにしてみたんですけど…概ね好評のようでほっとしました。えへ。イメージは勿論、さと様イラストより。あとはですねー、自分の好みを少々…かな?
ロイの見合い相手=ロイにべたぼれ、というのはもう読み飽きてるの……。
まいこ様
裏部屋…あははは、あったら大変ですよ?ノンストップGOGOな展開書いちゃうよ?それこそもう18菌です。それは自サイトで……ここはよい子のカステラ部屋!ええもう自粛自粛(笑)
さと様
プライベートルームで股間を抑えつつ苦悶の表情のパパをひとつ想像していただけると…。
そして、そのことで更に喜ぶファルザーノパパ。「ふ……、ふっふ、ふ。か、かわい、いね……あの子は……(なんとかかっこつけたセリフを吐こうとするけれど痛くて痛くて冷汗が止まらない)」あ、これじゃ『爆裂編』になってしまいますねえ…。
つぐみ様
六番手!お待ちしておりますvえへへへへへへ~楽しみv
そーなんですよ「引き」はここしかないだろうと思ったら、パパの押し倒し部分をカットしても…こんなに長くなっちゃいました……。いや、でもフィオ嬢ちゃん書く上でここまでは必要かと思ったのですわ。
エドワードの使い道、さーってどうするんでしょうね、嬢ちゃんは……。
ひろむ様
女性陣は男前推奨ですvいっそ今回の話のヒーローになってくれい!とか(笑)
ロイの見合い相手=ロイにべたぼれ、というのはもう読み飽きてるの……。
まいこ様
裏部屋…あははは、あったら大変ですよ?ノンストップGOGOな展開書いちゃうよ?それこそもう18菌です。それは自サイトで……ここはよい子のカステラ部屋!ええもう自粛自粛(笑)
さと様
プライベートルームで股間を抑えつつ苦悶の表情のパパをひとつ想像していただけると…。
そして、そのことで更に喜ぶファルザーノパパ。「ふ……、ふっふ、ふ。か、かわい、いね……あの子は……(なんとかかっこつけたセリフを吐こうとするけれど痛くて痛くて冷汗が止まらない)」あ、これじゃ『爆裂編』になってしまいますねえ…。
つぐみ様
六番手!お待ちしておりますvえへへへへへへ~楽しみv
そーなんですよ「引き」はここしかないだろうと思ったら、パパの押し倒し部分をカットしても…こんなに長くなっちゃいました……。いや、でもフィオ嬢ちゃん書く上でここまでは必要かと思ったのですわ。
エドワードの使い道、さーってどうするんでしょうね、嬢ちゃんは……。
ひろむ様
女性陣は男前推奨ですvいっそ今回の話のヒーローになってくれい!とか(笑)