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-------------●ここは鋼の錬金術師「ロイ×エドSSリレー企画」の二次創作サイトです♪●-------------※全ての画像・テキストの無断掲載持ち帰りはしないでください・初めての方は「about」をお読みください※since07/10/25
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せっかくなので、「検索サーチ」に登録してみようかと思っています。
サーチサイト様の規約には合格してますし、3つくらい登録してみようかと。
そこで、カステラメンバー皆様のサイトを「カステラ部屋内のリンク」に登録しませんか?
今リンクにあるのは、「管理画面」「新しい記事を書く」「みかん箱」「Heavenly Blue」です。
ノリヲさん、樹さん、ひろむさん、いかがですか~?

と、「単品・短編」カテゴリーの名称をどうしましょう(汗)
とりあえず、仮タイトルということで、これでスタートしましょうか…汗 

という事で、「about」に●お題以外の作品カテゴリー「単品・短編作品」(仮題)について●を追加してみました。

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「短編作品」(仮題)のカテゴリーを新設しようと思うのですが、いかがでしょうか?

ノリヲさんのおっしゃるように単品作品のお部屋があれば、と思ったのですが。
とうのも、ノリヲさんからとっても素敵な短編を頂いたんですvv
「鉛筆ロイと消しゴムエド」なんですYO~vvコメント欄のぷちSSが元になっている童話調の、とっっても素敵なお話なんですっっ!

で、「短編作品」(仮題)のカテゴリーを作ってはと(汗)
ここには、キリ番作品、頂き物展示、その他短編を入れるということではどうでしょう?
頂き物展示以外は、カステラメンバーは持ち帰りOKでもいいのではと、思いますが、これもどうでしょうか?

もし同意を得られれば新設したいです(^^)

「焔くらい私にだって出せるとも!」そう宣言していざっ、と出したカワウソロイの鬼火。ゆらゆらと揺れ、ぼんやりと浮遊するその薄青色の火の玉をエドワードとロイは無言で見つめ続けていた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
あれ?はずしてしまったのだろうか?カワウソロイの小さな心臓がドキドキドキと速さを増した。
「・・・・・・・・」
三人が三様のまま、無言状態をキープできたいたのはほんのわずか間だけだった。
ひくひくと小刻みに動くエドワードの頬。そしていかにも頭痛がするとでも言いたげにこめかみを押さえたロイ・マスタング。
ついに耐えきれず地の底をはうような低い声を出してきたロイ・マスタング。
「・・・・・・ちょっと、何だねコレは。」
だが、ここで引き下がっては男が、いやカワウソがすたるというものだ。カワウソロイは堂々と胸を張った。
「何って、見ての通り、『焔』だ!」
「・・・馬鹿にするのも大概にしたまえ、それは『焔』というより『火の玉』で・・・」
だが、ロイの抗議を遮ったのはエドワード。
「うおおーっ!! すっっげぇーじゃんっ!!」
「「・・・・は?」」
ロイも、カワウソロイも思わずエドワードを凝視ずる。その瞳はキラキラと輝きを増し、なんと美しい…と思ったのはカワウソロイだけだ。本物のロイ・マスタングはそのエドワードの瞳の奥にある怒りの心を見逃したりはしなかった。
(わざと、だな。鋼のは。わかっていながらワザと、あえてこのようなことを……)
ロイは拳を握るがそれを繰り出すことは出来やしなかった。理由はわからないのだが、エドワードが本気で怒っていることがひしひしと伝わってくるからだ。
「やぁーっぱ、ホンモノは違ぇーよなぁー!」
その棒読みのエドワードのセリフにロイは思う。鋼のが怒っている理由。それを解明しなければ彼はこのようなわざとらしい会話を続けるつもりなのかもしれないと。
が、そんな二人の思惑に気がつかない単純野生生物は、ホンモノは違ぇーよなぁー!などというエドワードの発言に単純に喜びを見せた。
「わかってくれたか!」
単純馬鹿だ、このカワウソは、と。ロイはさらに頭を抱えた。部下であれば「馬鹿もの!言葉を額面どおりに受け取るとは何事か!」と叱咤してやりたいところであるが、この妖怪もどきのカワウソは部下でない上に、顔だけはロイ自身と同じなのだ。ますますもってやりきれない。
「ちょっと待て!どこにこんな東の国の怪談めいた火の玉を出す『ホンモノの焔の錬金術師』がいる!」
そう、頭では冷静に、と思いつつも感情はその限りではない。ロイは思慮も何もなくただ怒鳴る。 本当にその顔も発言もその火の玉も、ロイを馬鹿にしているようにしか思えない。私の焔の錬金術。師匠から引き継いだ最強の錬金術が……!!ロイの怒りも心頭極まりそうであったがここで怒りにまかせた発言でもしてみれば収拾のつかないことになりそうだと、その一念だけで理性を保った。なんとか頑張れ私!こんなカワウソに負けてたまるか!その矜持というかプライドというかのみに今のロイは支えられていた。
が…。
「ここにいるじゃんよ、ホレ、焔。」
エドワードはロイが逆上しかかっているのを判ってあえて逆なでするように面白がっている声を出し、尚且つふわふわ漂う火の玉を指さしてみた。そう、ロイが怒ろうと逆上しようと構わない。むしろ、ロイ・マスタング大佐を殴ってやりたいのはエドワードの方なのだから。
(けっ、ザマーミロ。悩みやがれ!!)
殴る程度にはおちょくるくらいしてやろう。雪に閉ざされ三日間。ろくに食べモノも取ってないエドワードは空腹で。その短気さは普段の倍。つまり、短絡的切れやすい豆、はそれだけでも弾けんばかりだったのに…。
大佐が救助に来てくれた。それ自体エドワードの怒りを増す要因の一つではあったのだ。国軍大佐ともあろうものが雪山遭難しかかった手駒なんかの捜索に自ら足を運ばなくても部下に手配させるくらいでいいじゃねえか。どうせアルフォンスが泣きついたのであろうとも。大佐にはもっとやるべきことがある。何日も司令部から離れてこんな山奥まで来るなんて、司令官としての自覚がねえだろうこの野郎。
その思考は実のところ建前でしかない。好いた相手に救助されるなんて男としてのエドワードの沽券にかかわるから怒っているというのもちびっとだけエドワードの心にはあった。だが、実際のところは何かと言うと……
この屋敷のドアを開ける前、トントン、とドアを叩く音を聞き、どなたと聞いた自分に「私だ」との甘いテノールの声を耳にした時に。心臓はドキドキと高鳴ったのだ。「うっ嘘だろっ!!な、なんで大佐がここに!?」そう言ったのはエドワード自身。ドキドキしつつ、助けられるなんて大佐と同等の存在になれない足手まといだと思いつつ。それでもエドワードの心は少女のように高鳴ったのだ。恋する相手が危険を顧みず、吹雪の山奥まで助けに来てくれる…。
アルフォンスの好む恋愛小説のパターンではないだろうか?シチュエーションはバッチグーだ。
雪に閉ざされて二人きり。外はホワイトカラー。助けはしばらく来ないだろう。食料は付きかけていても、暖炉の薪もなくなりかけていても、毛布一枚に二人で包まって、「寒いな…」なんて言いながらそっと大佐に抱きついて……なんて思っていたというってのに!!ああ、似会いもしない乙女チック思考に一瞬でも駆られたオレが馬鹿でした!!あーもう、本当に殴ってやりたいぜ、ロイ・マスタング!そしてオレ!!
考えてもみて欲しい。惚れて、その想いを隠して…それでも前途のような乙女思考に駆られてしまったというのに。
期待を込めて開けたドアの先に居たのは。

……カワウソのコスプレをしたロイ・マスタング、だ。

惚れた欲目でも、いや、惚れていたからこそその分余計に腹立って仕方がない。いや、怒りの理由はそれだけではない。今のエドワードにはもうそのカワウソコスプレがロイの偽物だと判っている。そう、コスプレが本物の方がまだ怒りは少なかったのかもしれない。
本物の大佐はニセモノによって……大きなつづらの中に情けなくも閉じ込められていたのだから。

百年の恋も冷める。

そんな使い古されたフレーズも思いついたというのに……。

実際には百年の恋など冷めなかったのだ。つづらの中に押し込められたロイ・マスタング国軍大佐の情けない姿!!!それを目の当たりにしても、ロイへの冷めない恋心にエドワードは烈火のごとく立腹していたのであった。

本物ならオレが怒っている理由なんかわかるよな。そう言ったのは単なるいやがらせ。いや報復だった。こんな情けない姿の大佐!!そしてそれを見てもこんな情けない男に惚れ続けているオレっ!
むしろ怒りは後者の方が大きかったのかもしれない

けれど、エドワードの憤慨など気にもしていないカワウソロイ。彼は単純に自分がホンモノと認められればこのキレイな金色の可愛い子とラブラブになれるというその考えしか持ってはいなかった。だからこそ、得意げに、胸を張る。
「そうだ!立派な焔だ!」っと。
だが、そんな可哀そうなカワウソをロイは無視、してエドワードのみに告げてやる。
ロイはエドワードの肩をがっしりと掴み、訴える。
「違・う・だ・ろ・う!!地獄の業火にも劣らない私の紅の焔練成はこんなものではないだろう!?」
もはや体面などどうでもよい。カワウソなどもどうでもいい。ロイは必死になってエドワードを見つめる。
だがしかし。
怒っているエドワードは必死に肩を掴まれようが、視線など気にせずどっから見ても青い火の玉を指で追う。追い続ける。
「え?こんなもんじゃね?」
わざとらしく視線をもその青のふわふわ漂う火の玉に向けるエドワード。
「そうだ!こんなもんだ!」
何もわからずとも便乗しているだけのカワウソロイ。そして……。
「だぁーーーーっっ!一から十まで間違っとるぞキミらは!だいたいな・・・」
「うっせ!焔も出せねー無能は黙っとけ!」
さすがにとどめの一撃に、がーーーーーーーーんっっ!!!と真っ白になるロイ・マスタング。
「なー♪ やっぱ、ホンモノは焔出せてナンボのもんだし?」
「ああ♪そのとおりだとも!」
意気投合したようなエドワードとカワウソにロイの血管はブチ切れた。

「ぶ、侮辱だ・・・大地を焼き尽くすと恐れられた私の練成が・・・こんなもんと・・・」

こんなカワウソのかぶり物をしている妖怪モドキと将来の大総統有力候補のこの国軍大佐の私が……。

切れたロイほど恐ろしいものはないかもしれない。

焔の錬金術師、ロイ・マスタング。

そう発火布などなくとも、その錬金術師としては超一流で。

ロイは床に素早く錬成陣を書く。循環する円とサラマンダーから成るその錬成陣は発火布と酷似しているもので。書きあげたその陣と、それから暖炉から取り出した燃えさかる薪。その二つを持ってロイの錬成したものは……!!

大地を揺るがす地獄の炎。恐ろしいほどの火力。それは一瞬にて燃えさかる。

「うわあああああああああああああ」
野生の生き物にとっては焔など恐ろしいものでしかない。恐怖にかられ叫ぶカワウソロイ。 そして、エドワードの見たものは!!

空まで届くような勢いで一瞬で燃え上がったロイの焔。目の前がその一瞬だけ真っ赤に染まり……。そうして、次に見えたのはどこまでも続く白。灰色の空から降り続く白い雪。

ひゅううううううううっと寒風が吹すさむ。

そう、ロイの、焔の錬金術師の錬成した焔は今までエドワードが三日間過ごしたこの屋敷を、あとかたもなく焼き尽くしてしまったのであった……。

*********************************

失礼しました。第7話担当ノリヲでした。 さと様、イメージ壊してたらごめんなさい。 エドワードの怒りの理由もこの程度でいいのだろうか…と思いつつ書いてしましました…。 続き…どなたか…バトン受けとって……(受け取りしにくいところでごめんなさい…)
 ↓クリック全画面表示☆
  
ラッキーセブン☆ &、謎解決、お疲れ様でした・ありがとうございました~♪

解明しました。
フォントサイズではなく、本文とコメントの間に引いている線の長さです
実は、さとさんがフォントサイズを変更してくださったのですが、それでもそのまま下に表示されていて、もしかしてと、「線」の長さ?なのではと。

**********←こういうのを引いたりしますでしょ。

で、この線の長さを短くしたところ、定位置に入りました。
ということで、これからは、線引きは短めにと、言う事でお願いします(汗)

まいこ

追伸:カウンター777を踏みました。が、キリ番ってないんですよね?

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ILLUSTRATION BY nyao